コーヒーの豆知識
コーヒーのはじめて
豆を煎って、その抽出液を飲むという今と同じコーヒーが飲まれるようになったのは15世紀の後半、イスラムの僧侶たちが飲み始めたのが最初だといわれています。(諸説があります)
長い時間、祈りをささげる僧侶たちに眠気覚ましとして、活力を生み出す飲み物として愛飲されていたそうです。 コーヒーは古くから、その薬効が注目され最近では科学的なデータでも 様々な効力が証明されているとても健康的な飲み物です。
コーヒーについて
コーヒーの木はアカネ科の常緑樹で成木になると3mから5mほどになります。
主に熱帯地方で生育しますので、日本での栽培は難しいといわれています。 雨季と乾季があるところが理想で、高地で最も成長するため、コーヒーの名産地には高地が多いのです。コーヒーチェリーと呼ばれる果実がなり、コーヒー豆となるのはこの果実の種子の部分です。
この種子を果実から取り出し、生豆として各産地から輸出されます
コーヒーが体にいいって本当?
そうです、コーヒーにはこんな効能があります!
- 1.リラックス効果
- コーヒーの香りを思いっきり吸い込んだだけでも、ホっとすることがありませんか? リラックスしたときの脳波であるα波を調べると、多くのα波が現れることが実験結果からも明らかです。 コーヒーの豊かな香り、苦味は気持ちをリラックスさせる効果があります。 仕事、勉強に煮詰まってしまったら、1杯のコーヒーでリラックスして再スタートしてください。
- 2.リフレッシュ効果
- コーヒーには脳の中枢を刺激し、脳を興奮させる作用があり、細胞の酸素消費量の増加、新陳代謝が活発になります。朝の1杯のコーヒーは、ボーっとした頭を目覚めさせてくれます。また、良く知られているとおり、カフェインには刺激作用があり、眠気防止にもなります。
- 3.肥満予防に
- ノンカロリーな生鮮食品であるコーヒーは、血流促進作用があると言われダイエットに役立ちます。 運動の前に1杯のコーヒーを飲むと、カロリー消費に効果的だと言われています。
- 4.二日酔いに
- カフェインには、2時間程で体外へ排出されようとする作用があります。 お酒を飲んだ後に飲めば、尿といっしょにアルコールも排出してくれるので頭がスッキリします。
- 5.健康維持のために
- コーヒー豆に含まれるポリフェノールの1つであるクロロゲン酸 には毛細血管を拡脹させる作用があります。 その他にも、血液サラサラ効果、老化を予防する効果なども研究されています。 昔はコーヒーに含まれるカフェインは体に良くないといわれていましたが、カフェインによる昇圧効果は昇圧効果に対し耐性ができるので血流にはほとんど影響ないことが報告されています。 コーヒーにはカフェイン以外にも、多くの成分が含まれており健康維持に有効的だと言えます。カフェインのとりすぎは体によくありませんが、毎日、数杯のコーヒーを飲むことは体にとっても良いのです! ただし、コーヒーは新鮮なものだけを飲んでくださいね!
コーヒーかすの利用法について
- 肥料として
- コーヒーかすを水に溶かして草花にあげると良い肥料になります。原料がコーヒーなので子供やペットにも安心です。
- 脱臭剤として
- コーヒーのかすを乾かして小型の透明な容器に入れ、フタに通気穴をあけて冷蔵庫や下駄箱、収納ボックスなどにおきます。だしパックを利用して靴の中にいれてもいいですね。コーヒーには脱臭する力があります。
- タバコのイヤなにおいに
- 灰皿の底にコーヒーのかすを入れておきます。いやな臭いも消してくれるし、火をしっかりと消してくれるので火の用心にもなります。
- 野良猫退治
- 野良猫にウンチをされて困るところにコーヒーかすを撒いておきます。
コーヒーレシピ
コーヒーは不思議な飲み物です。
熱くても冷たくても、美味しい。苦くても、甘くても、こころがほっ。
そして、大好きなお菓子がとびっきりおいしくなる。いきつけのカフェもいいけど、たまにはのんびりとおうちでカフェ気分。 季節にあわせたレシピでスペシャルメニューを準備して、世界にひとつだけの「おうちカフェ」をオープンしましょう。
カフェ・カプチーノ
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- エスプレッソコーヒー 70cc
- 生クリーム 60cc
- シナモンパウダー 少々
- シナモンスティック 1本
- 【作り方】
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- 生クリームはやや固めにホイップする。
- 温めておいたカップにコーヒーを注ぎ、1.のホイップした生クリームを、静かにコーヒーの上にのせ、仕上げにシナモンパウダーをふりかける。スプーンのかわりにシナモンスティックをそえる。
※ホイップした生クリームの代わりに、牛乳を温めながら良く攪拌し泡立てたものを使用する場合もあります。
カフェ・ロワイヤル
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- 濃いめのコーヒー 120cc
- ブランデー 適量(小さじ2)
- 角砂糖 1個
- 【作り方】
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- あらかじめ温めておいたカップにコーヒーを注ぐ。
- スプーンに角砂糖をのせ、ブランデーをしみこませて火をつける。(スプーンはできれば先が鉤状になっているロワイヤルスプーンを使用)
- 炎のともった角砂糖が溶けたらカップに入れ、よくかき混ぜて飲む。
※火をつける前に部屋を暗くすると、演出効果が上がります。
アイリッシュ・コーヒー
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- 濃いめのコーヒー 120cc
- グラニュー糖 小さじ1
- アイリッシュミスト 小さじ2~7
- ホイップした生クリーム 適量
- 【作り方】
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- グラニュー糖をグラスの底に入れる
- かなり濃いめのコーヒーを上から注ぎ、さらにアイリッシュミストを加える。
- 最後に7分立ての生クリームをのせる。
※アイリッシュミストの代わりにアイリッシュウィスキーを使ってももちろん結構です。グラスに熱湯を注ぐときは、はじめに少量を入れてグラスを温めておくと、割れる心配がありません。
ホット・モカ・ジャバ
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- 濃いめのコーヒー 120cc
- グラニュー糖 小さじ1
- チョコレートシロップ 小さじ1
- 削ったチョコレート 適量
- ホイップした生クリーム 適量
- 【作り方】
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- 濃いめのコーヒーにチョコレートシロップを加え混ぜる。
- ホイップした生クリームをのせ、削ったチョコレートを散らす。
※チョコレートシロップの代わりに、溶かした板チョコでもかまいません。
マーブルのささやき
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- インスタントコーヒー 小さじ1
- ラム酒 小さじ2
牛乳 150cc
- グラニュー糖 小さじ2
氷 適量
- 【作り方】
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- コーヒーをラム酒で溶いておく。
- グラスに冷たい牛乳、グラニュー糖を入れ、よくかき混ぜる。
- 2.に氷を入れ、1.を氷の上から静かに注いで二層にする。
※かき混ぜてからお飲みください。
カフェ・トロピカル
- 【材料 (カップ1杯分)】
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- 濃いめのコーヒー 120cc
- グラニュー糖 小さじ2
- 氷 適量
- 【作り方】
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- かなり濃いめのコーヒーを入れ、荒熱をとっておく。
- ミキサーにコーヒー、グラニュー糖、細かく砕いた氷を入れ、撹拌する。
- コーヒーの泡がミキサー内にいっぱいになったらミキサーを止め、大きめのグラスに注ぐ。